日本の高品質なサービスは誰のモノ?
コロナも5類感染症へ移行した影響もあり、対面でお会いしてくださるお客さまも増えてきました。
そのため、銀座へ行く事も増えたのですが外国人の多いこと!歩いていて聞こえてくる言語は日本語ではないものばかりです。
行き交う人の7割くらい外国人かな?という印象です。
リッチなインバウンド、日本潤す 消費単価19年の2割増 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
「この『ジュルヌ』と『バーキン』は素晴らしい。パパにも見せたい」。
東京・銀座にあるコメ兵ホールディングスの旗艦店に5月、高級腕時計とバッグの購入を希望する客が現れた。
シンガポールから旅行で来日した若い男性だ。販売価格は前者が6500万円で、10年に一度扱うかどうかという超高額品。後者も3000万円だ。
インバウンド消費が高級化 高野山宿坊にスイートルーム – 日本経済新聞 (nikkei.com)
「訪日客の来店が日に日に増えているのを肌で感じる」。松屋の龍野由木顧客政策課長は手応えを語る。
同社が運営する松屋銀座(東京・中央)の3〜5月の免税売り上げは、2019年同期を22%上回った。
特に伸びているのがブランド品で、同期間の免税平均客単価は7割上昇したという。龍野氏は「中国人観光客が増える秋に向け、売り上げはさらに拡大するだろう」と期待を込める。
高品質で安い日本は外国から大人気のようです。一方で訪日外国人の人数は19年比6割と回復途上なのに、訪日客1人あたりの旅行支出は4割増えたそうです。
要因は複合的ではあると思いますが、やはり19年末比30円もの円安・ドル高の影響が大きいのではないかと考えています。
つまり高品質なのに「安い」が加速しました。一泊10万以上する高級ホテルは殆どが訪日外国人の予約となっているようです。
日本の素晴らしいサービスや施設は外国人が利用するもの。
日本人はワンランク下のサービスや施設を利用する・・・こんな未来を想像してしまいます。
「安くてサービスも良くて、日本はいい国だわ~」
な~んて呑気な事を考えている場合ではないかもしれませんね。
この4~5年間、円貨だけを保有し、株式投資も行ってこなかった人は、そうでない人に比べて金融資産は2割~3割減ったのではないかと推測しています。
もちろん額面上の1千万円は1千万円のままなので、その事実に気が付いていない人が殆どだと思いますが・・・。
この記事を書いたのは「梶原真由美」